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オープンキャンパス・イベント

2024.11.21

共に咲かせた、学生主体の聖徳祭 ――第61回聖徳祭、実行委員長と学友会会長が語る「舞台裏」と「成長」

みなさんこんにちは。節目の60回を越え、新たな歩みを進めた今年の聖徳祭。
聖徳祭は、在学生の有志による「学友会」が中心となって企画・運営を行う、学生主体のイベントです。

今回はその学友会のメンバーで、今年の聖徳祭の実行委員長を務めた A.M. さん と、学友会会長として全体を支えた S.M. さん に、準備の舞台や当日に込めた思いを伺いました。

第61回のテーマは「共に咲かせよう、大輪の輝き」。
「共に」という言葉に象徴されるように、準備のスタートから当日まで、関わる全ての学生が互いを支え合いながら創り上げた、“学生主体の聖徳祭”となりました。

合宿で始まった、熱い準備の日々

今年の聖徳祭は、2月末の学友会役員引き継ぎ合宿からスタート。
ここでテーマに入れたいキーワードを出し合い、目玉企画の検討や祭の方向性を整える作業が動き出します。

A.M. さん は、会議資料の作成や合同委員会の準備など、膨大な情報整理に日々取り組みました。

「必要な情報をわかりやすく伝える資料作りがいちばん大変でした。
勉学との両立もあり、とにかく丁寧に、確実に準備を進めることを心がけました」(A.M. さん)

一方、S.M. さん は“軸づくり”を重視しました。

1年に一度の行事だからこそ、どういう聖徳祭にするかという軸を最初に固めることを意識しました」(S.M. さん)

4月には本格的に準備体制が整い、テーマ募集、企画団体との調整、各部署の編成など、聖徳祭に向けた動きが一気に加速しました。

テーマに込めた想い、“共に”

当初、最も票が多かったテーマは「主人公」でしたが、教職員との話し合いの中で「共に」に変更されました。

「“主人公”だと“一人”の印象が強くなってしまう。
聖徳祭に関わる全員が主人公であることを伝えるためには、“共に”がふさわしいと感じました」(A.M. さん)

この言葉は、今年の聖徳祭全体を象徴するキーワードとなりました。

学生たちが魅せたPRの工夫

聖徳祭までの30日間、毎日発信したカウントダウン投稿や学内放送での告知、松戸商工会議所・市役所へのポスター掲示など、学生主体の広報活動も大きな特徴です。

「実行委員の皆さんと一緒に、全員で広報を動かしていく意識を大切にしました」(A.M. さん)

こうした積極的なPRは、多くの来場者が事前に企画を知り、当日を楽しみにしてくれるきっかけとなりました。

子どもから大人まで楽しめた本部企画

本部企画の「聖徳ゲームランド」「謎解き」「スタンプラリー」は、どれも高い満足度を得た企画です。

  • 聖徳ゲームランド
    子どもから大人まで楽しめるミニゲームを揃え、家族連れの姿が多く見られました。

  • 謎解き
    昨年よりバージョンアップし、各学科をテーマにしたクイズを巡りながら楽しめる内容に。
    達成時の満足度が高く、大人から子どもまで幅広い層に好評でした。

  • スタンプラリー
    キャンパス内のスポットを回りながらスタンプを集める企画で、多くの学生・来場者を巻き込みました。

大盛り上がりの「中夜祭」

両名が口を揃えて「今年いちばんの盛り上がり」と語ったのが“中夜祭”です。
クラブ・同好会のパフォーマンス、大抽選会、新企画として本部企画を知ってもらうクイズコーナーが実施され、大勢の学生が積極的に参加。
トラブルもありながら、最後は笑顔と拍手に包まれ、熱気あふれるステージとなりました。

人とのつながりが支えた運営

運営の中心に立った二人が強く感じたのは、聖徳祭は決して一人で作れるものではないということです。

「学長先生をはじめ、先生方、事務局の方々、実行委員、企画団体…本当に多くの方の支えがあって成り立っていると実感しました」(A.M. さん)

「学友会は、誰も置いていかない組織でありたい。
そのために、安心していられる空気づくりを意識してきました」(S.M. さん)

困っているメンバーには声をかけ、時には間に入り、言葉の温度を整える。
そんな“細やかな関わり方”が、今年の聖徳祭を支えていました。

大役を果たして感じたこと、そして後輩たちへ

聖徳祭を終えたあと胸に去来したのは、大きな安堵と深い感謝、そしてほんの少しの後悔でした。

「計画的に進めることが苦手で、迷惑をかけてしまった部分もありました。
それでも支えてくれたみんなと、応援してくださる先生方のおかげで前に進めました」(A.M. さん)

「もっと支えられた場面があったのでは…という思いもありますが、最後までやり切った仲間を誇りに思います」(S.M. さん)

後輩たちには、こうメッセージを送ります。

「辛いことも大変なことも、一つひとつが大切な思い出になります。
人とのコミュニケーションを大切にしてください」(A.M. さん)

「私たちのやり方を真似しなくて大丈夫。
あなたたちの色で、新しい聖徳祭を咲かせてください」(S.M. さん)

『共に咲かせよう』のテーマの通り、今年の聖徳祭は、学生同士が支え合いながら作り上げたお祭りになりました。
その裏には、丁寧な準備やみんなのコミュニケーション、一人ひとりの責任感と優しさがぎゅっと詰まっていました。

第61回の聖徳祭は、大輪の輝きとともに、学生たちの成長と絆をしっかり刻んだ二日間に。

実行委員長の A.M. さん、学友会会長の S.M. さん。お二人のおかげで、学生主体の運営がここまでうまくいきました。
本当におつかれさまです!これからも、みんなで素敵な聖徳祭を作っていってくださいね。楽しみにしています!


M.Y
都内在住。スポーツ大好き、食べるのはもっと大好きなアラサー女子。松戸の魅力をご紹介します!