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学び

2024.04.30

「どうして看護師?」「どうしてセイトク?」その答えが、あなたの未来をつくる!

みなさんこんにちは。進路に迷っているとき「どうして看護師になりたいの?」と聞かれて、うまく答えられなかったことはありませんか?あるいは「この大学で本当にいいのかな」と不安になったことは?今回インタビューしたのは、競技かるたを6年間続けてきた聖徳大学看護学部のK.M.さん。部活の中で感じた“人と向き合うことの大切さ”、そして受験に向けた準備の工夫や、セイトクを選んだ決め手を、率直な言葉で語ってくれました。

「看護師になりたい」と思ったのは、小学5年生の入院がきっかけ

小学校5年生のときに初めて入院したKさん。不安でいっぱいだった入院生活の中、優しく寄り添ってくれた看護師さんの姿に、「私もこうなりたい」と感じたのが、看護師を目指す最初のきっかけでした。高校1年生でも再び入院を経験。コロナ禍で両親との面会が制限される中、看護師さんたちはドア越しに姿を見せてくれたり、学校の課題を一緒に見てくれたりと、心に寄り添うケアをしてくれ、「治療だけじゃなくて、気持ちにも寄り添ってくれる存在。私もそんな看護師になりたい」と思いました。
高校3年生で進路に悩みながらも「一番やりたいのは看護師」と決意。「不安はあったけど、チャレンジしてみよう」と思い看護学部へ進学しました。

聖徳大学に惹かれた理由は「チーム医療を学べる環境」と「シミュレーション設備」

私が聖徳大学に惹かれた理由の一つに「フィールド・リンケージ®」という授業があります。看護学科だけでなく心理学科社会福祉学科といった多学部の学生と一緒に学ぶ合同授業が行われていました。こうした学びの場を通じて、看護師として必要な“チーム医療”の感覚を、学生のうちから自然と身につけていける点が魅力でした。看護の現場では、医師だけでなく心理職や福祉職といった他職種との連携が欠かせません。だからこそ、多様な学部が揃っている聖徳大学で、早くからその連携を体験できることは、大きな強みだと感じたんです。

また、技術面でもとても充実しています。大学にはシミュレーション設備が整っていて、実際の看護の現場に近い形で学ぶことができます。私はもともとシミュレーション学習に興味があったのですが、聖徳大学ではその様子をビデオで撮影し、後から自分で見返すこともできると聞き、復習や理解を深めるのにも最適だと思いました。知識や技術を「見て、体験して、振り返る」ことで確実に身につけられる環境がここにはあります。私にとって、それは看護師として成長するための理想的な学びの場だと感じました。

6年間の部活経験を看護へつなげる気持ちを表現できる「総合型選抜」でチャレンジ

私が総合型選抜を選んだ理由は、高校生活の中で積み重ねてきた経験を、しっかり評価してもらえるチャンスだと感じたからです。特に、私は中学・高校の6年間を通して競技かるた部に所属していました。個人戦と団体戦の両方を経験する中で、相手の気持ちを推し量ったり、自分のメンタルをコントロールする力、そして仲間との信頼関係を築くことの大切さを実感しました。

そうした中で、人と深く関わることの尊さを学び、それが「一人ひとりに寄り添う看護がしたい」という私の将来の目標にもつながっていきました。こうした経験や想いを、自分の言葉で伝えられる場として、総合型選抜は最適でした。

また、私は英検2級を取得しており、聖徳大学では小論文の代わりに英検のスコアを活用できることも、自分に合った方式だと感じた理由の一つです。自分が頑張ってきたことをしっかり言葉にして伝える機会があるという点で、総合型選抜は、私にとって自分らしさを活かせる入試方法でした。

高校生のみなさんへ──私から伝えたいこと

私は6年間、同じ部活動を続けてきたことが「一つのことをやり抜く力」として評価されたのかなと思っています。そして、入試では「どんな看護師になりたいか」が問われましたが、高校3年生の時に参加した1日看護体験で出会った看護師さんの言葉が、私の答えをつくってくれました。
そのとき私は血圧の測定を初めて体験し、とても緊張していました。すると看護師さんが、「緊張は患者さんにも伝わるから、技術も大事だけど、自信を持つことが一番大事だよ」と教えてくれたんです。この言葉をきっかけに、私は“自分の看護師像”と向き合い始めました。そして、そうした想いを受け止めてくれる大学だと感じたのが、聖徳大学でした。

受験の準備で特にやってよかったと感じるのは、自分の考えを「関連図」で整理したことです。話す内容をすべて丸暗記するのではなく、キーワードをもとに自分の言葉で話せるようにしておくと、面接でも落ち着いて自分を伝えることができます。
ただ、私は一般受験との両立で準備が重なり、とても大変だったので、今振り返ると「もっと早くから始めておけばよかった」とも思います。オープンキャンパスに早めに参加したり、1年生のうちから「どんな看護師になりたいか」を考える時間を少しずつ持っておくと、きっと焦らずに準備ができるはずです。

最後に「未来の看護師を目指すみなさんへ。不安もあるかもしれませんが、自分のペースで、一歩ずつ。「なりたい自分」を信じて、準備を進めてみてくださいね」と力強いエールを送ってくれたK.M.さん、貴重な体験談の数々ありがとうございました。


ライタープロフィール

M.Y
都内在住。スポーツ大好き、食べるのはもっと大好きなアラサー女子。松戸の魅力をご紹介します!