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学び

2020.11.15

人間栄養学部「聖徳大学 食に関する講演会」1日目

令和2年11月14日(土)に聖徳大学人間栄養学部主催の「食に関する講演会」が開催されました!

今回は講演会の内容と参加してみた感想をレポートしていきます。

 

講演会の概要

テーマ「感染症に負けない、抵抗力をつける食材選び -食材を活かした料理と失敗しない料理方法を伝授―」
講師:石黒弥生先生(オンライン料理教室主宰 オンライン料理教室経営 コンサルタント)
共催:公益社団法人 日本フードスペシャリスト協会

 


今年は、新型コロナウイルスの蔓延により、感染しない、感染させない生活の中で、その生活の基本の一つが食生活であることが再認識されています。

正しい知識と、長年の経験により得た知識をもとに、食材の選び方、期待する食品の機能性成分について説明し、さらに「料理本に書いてある通り作ってみるけれど、上手に作れない」「見たとおりに作ってみるけれど失敗する」などの問題点を解決する失敗しない料理作りを伝授します。

正しい知識のもと健康に留意し、さらに上手に料理してステイホームを充実させましょう。


 

講演してくださる講師の石黒 弥生先生

 

 

1997 年女子栄養大学卒業(栄養学学士) 。在学時より料理教室アシスタントを経て、その後料理教室を開業し、2 人の子育てをしながら聖徳大学人間栄養学研究科博士前期課程に入学。

「キノコの旨み成分について」のタイトルで修士論文を作成、栄養学修士を取得 1994~2016 年全工程を 1 人で作る料理コースを考案し、満席を生む教室作りに成功 銀座を含む 4 校の料理教室を運営しています。
2019 年よりオンライン料理教室を主宰、オンライン教室コンサルタントとして活動中です。

 

 

共催する公益社団法人 日本フードスペシャリスト協会

 

フードスペシャリストとは、食の本質が「おいしさ」「楽しさ」「おもてなし」にあることをしっかり学び、食に関する幅広い知識と技術を身につけた食の専門家です。

フードスペシャリストは、食品の開発製造、流通、販売、外食などを担う食品産業をはじめ、食関係の広範な分野での活躍が期待されています。

この、フードスペシャリストの中でも「食に関する専門的・総合的知識と技術を有し、食について的確なる情報を提供する」ことにおいて、顕著なる実績をあげた人を「名誉フードスペシャリスト」として顕彰しています。

実は、聖徳大学の田中健一郎客員教授、大山栄蔵客員教授が 2020 年度名誉フー ドスペシャリスト表彰を受けました。

 

 

 

 

では早速講演会のレポートをしていきます!

 

 

感染症に負けない、抵抗力をつける食材選び -食材を活かした料理と失敗しない料理方法を伝授―

 

今回のテーマは、「食材を生かした料理」「失敗しない料理方法」「感染症に負けない抵抗力をつける食材選び」の3つです!

私も料理はあまり得意ではないのでとても楽しみです。

 

まず初めは「食材を生かした料理」「失敗しない料理方法」に基づいて、煮物・焼き物・揚げ物の料理方法について失敗しないコツをお話いただきました!

どの料理にも共通する悩みは味付けですよね。

煮物や焼き物に一番多い味付けとして「甘辛」があると思いますが、これが結構難しい。

甘すぎたりしょっぱすぎたり、飽きてしまう味だったり、、、。

 

そこで今回のお話ではとてもわかりやすい比率を教えてもらいました。

 

同じ煮物の肉じゃがでも甘辛の味付け、上品な味付け、料理屋風など、比率をもとに気分で変えることができますね!

 

これは嬉しいです。

 

次に焼き物のコツですが、とにかく大事なことは「縁が白く変化するまで、香りがするまでいじらないこと!

 

焼き始めるとついつい「焼けたかなあ、ちょっと裏覗いてみよう〜、あ、まだだったあ」というのを繰り返すことありませんか?

 

私はよくやります、、、。

 

以後気を付けていきたいと思います!

 

 

揚げ物料理のコツは、「火をつける前から材料を入れ、煮るように揚げること!

揚げ物の時に一番怖いのは材料を入れた瞬間に油がはねることですよね。

私も何度火傷をしたことか、、、。そのせいで揚げ物を家で作ることは避けてしまうことが多かったんですが、これなら恐れずに自分でもできそうです!

 

 

 

では、これからの季節最も気になる「感染症に負けない抵抗力をつける食材選び」についてです!

 

免疫力には腸が関係し、善玉菌を増やす食事を摂ることが免疫力を高めることに繋がるそうです。

 

 善玉菌の一種である乳酸菌やビフィズス菌は、悪玉菌の増殖を抑え腸の運動を活発にし、オリゴ糖や食物繊維は善玉菌が好きな餌となる物になっています。
発酵食品とオリゴ糖や食物繊維が豊富な食材の組み合わせが、善玉菌を増やして腸の活発な動きに繋がるそうです!

この組み合わせを本来であれば毎日摂ることがベストだそうです。

 

毎日となると手間がかかるのは厳しいですし、正直面倒になりますよね。

 

そんなことを思っていたら毎日摂れる工夫レシピを公開してくださいました!

 

私が一番気になったのは、「乳酸菌たっぷり大根の味噌漬け」と「すくい豆腐のにら醤油麹がけ」です!

作り方も動画で紹介してくださったので今日から実際に作ってみたいと思います。

 

石黒先生が最後に仰っていた言葉でとても身に染みたのは、

 

「免疫力を高めるために私たちは「これがいい!」というものを聞くとすぐに買い求める傾向にありますが、日頃から無理なく取り入れることが大切です。」

 

私自身、テレビ番組やSNSなどで話題になった物はすぐ買い求めたくなってしまっていたため、日頃からの食材選びを見直していきたいと思いました。

今回の講演会に参加して

 

コロナウイルスの影響で、家にいる時間が増え、家庭で料理をすることを始めた方もいると思います。

ただ美味しく作るだけでなく、自分の体を考えながら作ることの大切さと方法を知ることができてとても有意義な時間でした!

今からの季節、体調を崩しやすくなり、風邪や感染症が増えてくるため、日頃の食材選びと料理を頑張っていきたいと思います!

 

石黒先生ありがとうございました!

 


ライタープロフィール

 K.T

埼玉県の高校を卒業し、千葉県の田舎にある大学へ進学。その後卒業し、現在大宮駅から聖徳大学に通い取材担当を務める24歳女性。食べることが大好きで松戸グルメ探索中。