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学び

2024.08.12

【体験レポート】アートパーク18で子どもと共に学ぶ、表現と成長の時間 ― 児童学科主催イベントの振り返りから ―

みなさんこんにちは。

2025年7月6日(日)、松戸中央公園で開催された「アートパーク18~きみたちはどうアソブか~」には、約1,100名の親子が来場し、自然の中でのびのびとアート体験を楽しみました。

今回のメインキャラクターは、聖徳大学児童学科の学生たちが力を合わせて制作した大きな段ボールのリス。その出来栄えは大成先生からも「空の青や緑の中で、とてもいい存在感だった」と絶賛されました。リスの周りには自然と作品や遊びの“地形”が広がり、子どもたちの創造の輪がどんどんつながっていきました。

子どもたちの自由な発想に寄り添う学生たち

イベントでは、段ボール・絵具・ガムテープなどシンプルな素材を使いながら、子どもたちが自由に作品づくりに挑戦。

例えば、ユニコーンを作る子に「ガムテープを丸めて角にしてみたら?」と学生が提案すると、「イイね!」と笑顔で応える姿も。お城づくりに熱中する子や、自分で工夫して滑り台を作る子など、それぞれの想いが作品に反映されていました。

学生たちは「手を出しすぎず、でも一緒に考える」距離感を大切にし、創作を通じた関わりを深めていきました。

 親子で遊ぶ姿、変わる関わり方

今回のアートパークでは、「子ども同士で遊ぶ」という姿があまり見られず、多くが“親子セット”で活動していたという声もありました。

大成先生は、「少し前のアートパークでは、もっと子ども同士が自然に関わり合って遊んでいた」と振り返り、学生たちも「異年齢の子ども同士が交わる場面は少なかった」「親子の距離が近すぎることで、かえって自由な関わりが減っているかもしれない」と感じたようです。

コロナ禍を経た影響や、家庭ごとの価値観の違いが、子どもたちの遊び方に微妙な変化をもたらしているのかもしれません。

大盛況だったファッションショー!子どもが主役のステージ

ファッションショーでは、手づくりの衣装を身につけた子どもたちがランウェイを堂々と歩き、会場を盛り上げました。

学生たちは「自信を持ってステージに立つ子どもたちが印象的だった」と口をそろえ、衣装づくりに関わった学生も「自分が作ったものを身につけてくれてうれしかった!」と感動。

子ども自身が主役になれる、そんな“体験の場”があることの大切さを再確認する時間となりました。

表現の幅を広げるのは、“環境”と“関わり方”

学生たちが注目したのは、保護者の関わり方によって、子どもの表現の広がりが変わるという点。

汚れてもいいよ!」と背中を押す親もいれば、「服は汚さないでね」と制限を設ける家庭も。
それぞれの家庭環境が、子どもたちの遊び方や表現に影響していることを肌で感じたといいます。

また、「絵具を大胆に使う学生の姿を見て、子どもたちが次々に寄ってきた」というエピソードもあり、“大人の姿勢”が子どもに与える影響の大きさも印象的だったようです。

 アートパークは、共に育つ場

今回で18回目となった、伝統あるアートパークは、子どもたちにとって自由な創作の場であり、学生にとっても、実践を通して“保育・教育とは何か”を深く学ぶ場となりました。

子どもたちの「やりたい!」という気持ちに寄り添いながら、手や言葉、空間を使ってともに表現を楽しむ体験は、まさに“共に育つ”時間。
学生たちは、「自分が子どもだったら絶対に参加したい」と笑顔で話していました。

聖徳大学児童学科では、これからもアートパークのように、地域とつながり、実践から学べる場を大切にしていきます。

子どもと共に遊び、学び、育つ――その原点がここにあります。

次はあなたの番です!

アートパークで見えてきたのは、子どもたちの無限の表現力と、そこに寄り添う大人たちのまなざし。
学生にとっても、手を動かし、心を動かす中で、保育・教育の本質に触れる貴重な学びの場となりました。

聖徳大学児童学科では、こうした実践の機会を大切にしながら、
「子どもと共に育つ保育者」を育てています。

もっと知りたくなった方。
ちょっと気になってきた方。

ぜひオープンキャンパスにお越しください!

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M.Y
都内在住。スポーツ大好き、食べるのはもっと大好きなアラサー女子。松戸の魅力をご紹介します!