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キャンパスライフ
2022.01.18
【文化講演会】アスリートから管理栄養士をめざして 高橋千恵美 先生
1/14(金)に行われた文化講演会では、聖徳大学の卒業生である高橋千恵美先生を講師としてお招きしました。
数多くの大会で成績を残し、シドニーオリンピックでは10000メートルの日本代表として出場経験のある高橋先生に、学生時代や実業団時代のお話、そして管理栄養士を目指したきっかけなどについてお聞きしました。
これからの学生生活や、将来の目標を考える上で、とても参考になるお話が聞けたので、みなさんにもご紹介します♪
陸上との出会い
宮城県栗原市ご出身で、体を動かすことが大好きな高橋先生。
小学生時代に、陸上・卓球・水泳・剣道など様々なスポーツを経験され、マラソン大会では優勝。走れば走るほどタイムが伸びる陸上に魅力を感じ、周囲からの勧めもあり、陸上の道に進むことを決められたそうです。
中学では、松野明美さんのようなオリンピック選手を目標に黙々と練習に取り組む日々。高校は、陸上の強豪校である聖和学園に進学。中学時代に比べ練習量が増えたことで貧血を起こし、下宿先で食事の栄養管理をしてもらっていました。貧血改善後は、体がとても軽くなり、タイムがグンと伸び、ここで栄養管理の大切さを身をもって感じたそうです。この経験が、管理栄養士を目指すきっかけとなります。
高校卒業後、より高いレベルを目指し、実業団へ入団。実業団での練習は、高校に比べ質が高く、練習量も多く、とても過酷でしたが、持ち前の忍耐力で乗り越え、オリンピックへの切符を手にします。
しかし、オリンピックを前に全治5ヶ月の怪我を負ってしまいます。練習ができず不安な日々が続き、完治後も再び貧血症状に悩まされていました。
そんな時、高橋先生を支えたのは、今までお世話になった恩師たちへの想いでした。必ず恩返しがしたいという強い想いから、オリンピックまでの残り3ヶ月間の練習を乗り越え、見事に出場の夢を叶えました。
引退後、管理栄養士をめざして
選手時代、チームに栄養士がいなかったこと、貧血症状に悩まされていたことから、ご自身で栄養に関する本を読み、知識を習得していた高橋先生。当時、摂食障害に悩まされる選手もおり、そういった人たちの力になりたいという想いもあったそうです。
周囲からは「管理栄養士を取るのは難しい」という意見もあったそうですが、食べることが好きで、栄養素の働きについて興味があった高橋先生は「やってみないと分からない!中途半端ではなく、きちんと学びたい!」と強く思い、恩師に勧められた聖徳大学への進学を決めたそうです。
大学入学当初は、高校卒業からブランクがあり、同級生となる学生も一回り年下だったため、ついて行けるかとても不安がありました。しかし、すぐに打ち解けることができ、友人がたくさんできたことで不安も解消されたそうです。
理系科目に苦手意識があった高橋先生は、生物と化学の勉強にとても苦戦されたそうですが、管理栄養士を目指す上で、避けては通れない科目のため、授業以外の時間も復習などをして、人一倍努力されていたそうです。
レポートや実習、実験でも苦労することは多く、楽な道ではなかったため、挫折しそうになった時は・・・
「自分が選んだ道。自分ならできる。今までの努力は無駄にならない。」
そう自分を信じて進んできたと話してくれました。
大変なときこそ、友人と話しながらリフレッシュをしたり、自分なりのストレス発散方法を見つけて息抜きすることも大切、と教えてくださいました。
明確な目標を持ち、周りに影響されすぎず、自分が選んだ道を信じて頑張れば、将来振り返った時にとても良い思い出になる、と笑顔でお話されている高橋先生は、とてもイキイキとしていて輝いて見えました✨
現在の活動
・マラソン大会のゲストランナー
・ランニングの実技指導
・講演活動
・執筆活動
・栗原市ドリームアンバサダー
学生の皆さん、今やっていることが本当に正しいのか、辛いからやめてしまいたい、そう思ってしまうことがあるかもしれません。目指す道、進む道は人それぞれ異なります。自分を信じて、目標に向かって突き進みましょう(^^)!
高橋先生、貴重なお話をどうもありがとうございました!
ライタープロフィール
K.M
埼玉県在住。最近キャンプにハマってしまいました。ギアのレベルアップを目指して密かにアウトドアショップを巡っています。大学の魅力をたくさんお伝えします!
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