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学び

2025.07.18

ダンスで海賊!? 創作舞踊で広がる表現の世界──『保育の聖徳®』の学び

みなさんこんにちは。「保育の聖徳®」の伝統的な表現教育のひとつに「身体表現」があります。
その中でも学生の印象に強く残るのが、聖徳大学教育学部児童学科と、聖徳大学短期大学部保育科の在学生たちが、2年次に取り組む授業「幼児と身体表現I」です。チームでテーマを決め、振付や演出、衣装、音楽までを自分たちで考えて発表します。

今回は、7月12日(土)の発表会で「海賊」をテーマとした創作舞踊に取り組んだ、児童学科保育士養成コース2DのリーダーT.Y.さん、L.A.さん2人の声を紹介します。

「テーマ決め」から始まる、半年以上の創作プロセス

準備が始まったのは、1年次の秋学期。
「テーマ決めやモチーフ作りからスタートし、2年次に入ってから振付や演出、音源や衣装の準備など、本格的な創作活動へと進んでいきました。」(L.A.さん)

チームにはダンス経験者が1人のみ。最初は振り付けのアイデアがなかなか出ず、試行錯誤の連続だったといいます。そんな中でも、リーダーを中心にメンバー全員が少しずつ意見を出し合いながら形にしていきました。

表現したのは「裏切り」と「団結」──物語のある舞踊作品

学生たちが選んだテーマは「海賊」。
“個性が強くて団結力がある”というイメージをベースに、作品は次のような構成で展開されました。

  • 宝を見つけて宴を楽しむ場面(楽しさ・高揚感の表現)
  • 仲間割れと戦闘の場面(暗さ・怒り・緊迫感の表現)
  • 再び団結して宴をする場面(絆・喜びの表現)

拍手の演出やステップを入れて観客を引き込んだり、腰を低く落とした振付で重さを出すなど、場面ごとの雰囲気の違いを明確にするための工夫が随所に施されました。戦闘シーンでは剣を振るような動きや激しい回転を取り入れ、視覚的な迫力も追求しました。

振り付けより難しかったのは、“気持ちをひとつにすること”

この授業では、「豊かな感性を育み、ダンス技術の向上だけでなく、団結力や問題解決力を養う」とされています。

実際に在学生たちが一番苦労したのは、技術面よりもチーム全体の熱量をそろえることだったといいます。

「はじめは全員のモチベーションが揃わず、なかなか練習に集中できない日々もありました。でも本番が近づくにつれて、他のグループを見て刺激を受けたり、先生方の声がけのおかげで、自然と自発的に練習に取り組むようになりました。」(T.Y.さん)

加えて、練習方法にも工夫を凝らしました。ペアでスマートフォンを使い、お互いの動きを撮影し合うことで、自分の癖やズレに気づく機会を増やしたといいます。

未経験でも大丈夫──やってみて気づいた創作舞踊の魅力

入学前、この授業の存在を知らなかった在学生も少なくありません。はじめは「できるか不安だった」という声もありました。
「正解がないからこそ悩むことも多かったけれど、メンバー全員が少しずつアイデアを出し合って作り上げたことで、完成した時の達成感は本当に大きかったです。ダンス経験がない人も、自然と分からないところを質問し合える雰囲気があって、作品を良くしたいという気持ちがチームを動かしていたと感じます」(L.A.さん)

高校生へのメッセージ──保育の学びは、大変だからこそ面白い

最後に、これから聖徳大学児童学科を目指す高校生へ、メッセージをもらいました。
「ピアノや課題など不安に感じることも多いかもしれません。でも、みんなが同じ目標に向かって頑張っているから、大丈夫。ひとりじゃないから乗り越えられます。私は一人暮らしをしながらアルバイトもして、趣味も楽しみながら過ごしています。頑張る時は頑張る、遊ぶ時は思いきり遊ぶ!そんなメリハリのある毎日が送れるのが聖徳です。ぜひ、一緒に楽しみましょう!」(T.Y.さん)

おわりに

創作舞踊は、児童学科で学ぶ「身体表現」の一環として行われていますが、そこで得られるのは表現力だけではありません。仲間と協力して一つのものを完成させる達成感、乗り越える力、伝える力──これらすべてが、将来の保育者として大きな力になるはずです。

“保育の聖徳®”で、感性と実践力を育てる学びを、あなたも体験してみませんか?

7/21(月・祝)のオープンキャンパスに登場!

この創作舞踊「海賊」は、7月21日(月・祝)開催のオープンキャンパスで、
ウェルカム・パフォーマンスとして披露されます!✨

学生たちが表現に込めた想い、仲間とつくり上げた作品の完成度を、ぜひ会場で体感してください。

聖徳大学の「保育の学び」と「表現教育」の魅力を、きっと肌で感じていただけるはずです。

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みなさまのご参加お待ちしてます!


M.Y
都内在住。スポーツ大好き、食べるのはもっと大好きなアラサー女子。松戸の魅力をご紹介します!