【受験生必見!】聖徳の「WEB出願」完全マニュアル!
学び
2023.07.14
保育士から絵本作家へ!~児童学科OGうちみひろみさんの軌跡とは?
みなさんこんにちは。2023年3月に『ぼくのうちゅうりょこう』で絵本作家デビューをした、うちみひろみさん。聖徳大学で学び、保育士になったうちみさんが、どうして絵本を描こうと思ったのか。運命としか言いようのない、自然な流れで絵本作家になったうちみさんに聞いてみました。
保育士と幼稚園教諭2つの資格・免許がほしくて、聖徳を選択
私は宮城県の出身です。6年間、仙台にある中高一貫校に通っていました。元々子ども好きなこともあり、大学進学の際には保育士と幼稚園教諭の資格・免許を取れる大学に行こうと考えていました。それと同時に、広い世間を知るために通っていた高校の附属大学以外の大学に行きたい、という思いもありましたね。授業内容が充実しているところに魅力を感じて聖徳大学のオープンキャンパスに参加。雰囲気もよいし、寮もあるから安心と思い、入学を決めました。
大学では障害児保育を専門にしていらっしゃる先生のゼミに所属し、「気になる子ども」をテーマに卒論を書きました。子どもの頃から細かい作業が好きで、小学生の頃に硬筆や絵画で表彰されたり、おりがみに凝った時期があったりはしましたが、大学では特にそちら方面に力を入れていたわけではありません。
大学時代の一番の収穫は、コミュニケーション能力が身についたこと
印象に残っているのは、創作ダンスの授業。当時はまだスマホがなかったので、CDやMD、テープなどを再生できるデッキを大学まで持っていって音楽をかけ、朝からみんなで練習をしました。本音でぶつかり合い喧嘩になることもありましたが、協力して苦労を乗り越える経験は、すごく大きかった。
私は子どもの頃はすごく無口で、人とコミュニケーションを取るのが苦手だったのですが、こうした経験を通して変われたし、成長できたと思います。卒業後は保育士になり、2つの保育園で勤務したのですが、聖徳で身につけたコミュニケーション力は自分をすごく助けてくれました。
もう読み聞かせる絵本がない。それじゃあ、自分で描こう!
東日本大震災の翌年から働き始めた保育園で4年目を迎えた頃、夕方の絵本読み聞かせを担当することになりました。保育園には復興支援でいただいた絵本がたくさんあったのですが、毎日のことなのでついに全部読み聞かせ終わってしまって。じゃあ、自分で作ったら面白いかな、と思ったのが、絵本制作を始めたきっかけです。
宇宙人大好きな男の子のリクエストでたくさんの宇宙人を描いているうちに、自分も「宇宙人面白い」と思うように。それで仕事の合間に宇宙人が出てくる絵本を描いて、完成後、園長先生のところに持って行きました。「これ、園児たちに読んでもいいですか?」とお見せしたところ、「可愛い、面白い!読んでください」と許可をいただけました。それで子どもたちに読み聞かせたところ、教室がシーン。子どもたちがすごく真剣に見てくれたんです。嬉しかった。
それが私のデビュー作となった『ぼくのうちゅうりょこう』です。先生方にも評判がいいし、子どもたちも集中して見てくれる。じゃあ、ネットで見つけた絵本コンテストに応募してみようかなと軽い気持ちで出したところ、受賞はしなかったのですが編集者の目にとまり、出版に結びつきました。
これがやりたい!という気持ちがあれば、きっと未来は明るい
『ぼくのうちゅうりょこう』には、読者に主人公の「ぼく」と一緒に宇宙旅行を楽しんでもらいたい、そして未来でも家族の温かさはきっと変わらない、そんな思いが込められています。カラフルな宇宙人がたくさん登場するので、読み聞かせの際に「どの宇宙人が好き?」と子どもに聞いたりして、会話をふくらませるきっかけになってくれるといいですね。
今は保育園を退職し、シリーズ化を目指して年に1冊を目標に絵本制作を続けています。シリーズ第2作はもう出版社に渡してあります。これも多くの子どもたちに読んでもらえたら嬉しい。今にして思うと大学時代、ヨーロッパ研修旅行でドイツとスイスに行くなどした経験は今につながっている気がします。いろいろなところを見て歩くことで、想像力が養われました。
目標を決めて頑張ったり、先生や友人達と色々な経験を積めたことが、保育士という夢の実現やその後の絵本作家へとつながりました。後輩の皆さんも、目標を立てて、明るく前向きに頑張ってください。応援してます!
先日の仙台の出張オープンキャンパスの時に会場に足を運んで下さり、元気になるインタビューに答えてくれたうちみさん、ありがとうございました。
▼7/23(日)にも仙台でオープンキャンパスが開催されます▼
お近くの方はぜひ、足をお運びください。お待ちしています!
M.Y
都内在住。スポーツ大好き、食べるのはもっと大好きなアラサー女子。松戸の魅力をご紹介します!
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