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入試情報

2020.11.09

保育士修学資金貸付制度って何? 保育士資格取得支援事業について

保育士不足や保育園の経済状況を理由に、子どもが適性年齢になっても保育園に入園することができない「待機児童」の問題が重要視されていることはみなさんご存知でしょうか?

 

政府は2001年から待機児童ゼロを政策として掲げています。しかしながら東京都では、2020年7月の待機児童人数は2,343人となっています。昨年度からは1,347人減っていますが、0人にはまだまだ遠いのが現状です。

 

待機児童が発生してしまう最も大きな原因の1つが「保育士の人材不足」です。

2019年10月時点における保育士の有効求人倍率(赤色の折れ線グラフ)は、3.05倍。これは、全職種(ピンク色の折れ線グラフ)の2倍近い数値です。
また各年の有効求人倍率のピークは右肩上がりに上昇しており、保育士の採用が年々厳しさを増していること(=人手不足)が分かります。

 

 

その保育士の人材不足を解消するために厚生労働省は保育士確保プランを実施しております。

 

保育士確保プランには様々な取り組みがあります。

そのうちの一つとして保育士修学資金貸付制度というものがあります。

今回はこの保育士修学資金貸付制度を簡単に紹介します!

 

 

保育士修学資金貸付制度とは

 

保育士修学資金貸付制度とは、保育士養成施設に在学し、保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け、修学を容易にすることにより、質の高い保育士の養成と確保に資することを目的とします。

 

保育士確保のためには、まず人材の育成が重要になっているため、修学に必要な金額を支援してくれる仕組みができました。

 

このように、各都道府県や市町村によって、保育士人材確保を目的として、修学資金を貸付する制度をつくる自治体が多くあります。本学の近隣では、

 

 

千葉県社会福祉協議会
東京都社会福祉協議会
埼玉県社会福祉協議会

松戸市

 

などがございます 。


この制度は、それぞれの自治体によって詳細は異なりますが、卒業後に5年間その自治体にて保育士として勤務することにより、返済免除になったりする優遇もあり、本学の学生さんたちにも関心が高いものです。

 

 

入学にあたって、学費の面でご検討されている方は、ぜひお住いの都道府県・市町村の制度を参考にしてみてください!